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Fat Witch Bakery, Inc. 様

CASE

米国子会社経理を立て直す
―現地記帳の見直しから税務対応まで、日米をつなぐ実務支援―

クライアント Fat Witch Bakery, Inc. 様
ホームページ https://www.fatwitch.com/
業界 食品製造・販売
地域 ニューヨーク市マンハッタンに本社・店舗を構え、市内工場で製造。オンライン販売を通じてアメリカ全土へ配送
親会社 リボン食品株式会社(大阪府大阪市)
従業員規模 20名弱

支援内容

  • 月次記帳レビュー
  • 法人税申告業務
  • 日々の会計相談
  • Sales TaxやIRS等の税務当局からの通知に関する相談
  • Form 1099情報申告
Fat Witch Bakery, Inc.(以下、Fat Witch社)は、1991年にアメリカ・ニューヨーク州でブラウニー専門店として創業しました。2015年からリボン食品株式会社(以下、リボン食品社)がライセンス契約を結び、日本国内で「Fat Witch Bakery Japan」を展開。2023年には、リボン食品社がFat Witch社の全事業を創業者から米国で承継し、同社はリボン食品社の米国グループ会社となりました。

現在、Fat Witch社は、ニューヨーク市マンハッタンに本社と店舗を構え、市内の工場でブラウニーやクッキーの製造を行っています。店舗ではブラウニーやクッキーに加えてFat Witchグッズを販売するほか、オンライン販売にも注力し、アメリカ全土への配送を行っています。

事業承継後は、Fat Witch社側で現地社員が日々の経理業務を行い、リボン食品社からの駐在員1名が管理する体制を取っていました。しかし、会計処理がリボン食品社の想定する方法と異なる部分や、処理方法にばらつきがあり、リボン食品社として、Fat Witch社の財務数値をどこまで正確に把握できているのかに課題を感じている状況でした。
また、駐在員の方は経理以外にも幅広い業務を担っており、現地社員の管理や現地会計事務所とのコミュニケーションにも負担が生じていました。こうした背景から、リボン食品社はUnivisに、月次の記帳レビュー及び法人税申告業務を依頼しました。

今回は、リボン食品株式会社 代表取締役社長 筏 由加子 様、及びFat Witch Bakery, Inc. Chief Operations Officer 岡本 菜穂 様に、Univisへ依頼した背景や、支援を通じて得られた変化についてお話を伺いました。

目次

  1. 米国グループ会社の経理体制で直面していた課題
  2. Univisを選んだ理由
  3. ご支援内容
  4. 支援による成果
  5. Univisの強みと今後の期待

米国グループ会社の経理体制で直面していた課題

Univisにご相談いただく前、どのような課題がありましたか?

筏様

 一番の課題は、Fat Witch社で作成される会計データを日本本社としてどのように確認していくかでした。 

事業承継後、Fat Witch社では小規模会社で一般的な現金主義に近い形で記帳が行われていることが判明しました。ただ、リボン食品社では発生主義に基づく会計処理を採用しており、Fat Witch社の業績や財政状態を適切に把握するためには、発生主義に基づいた財務数値へ整理する必要がありました。 

当時は、現地社員が日々の記帳業務を行っていたものの、勘定科目の使い方や処理方法にばらつきがあり、リボン食品社の経理部門では内容確認に多くの時間を要していました。数字は上がってくるものの、意思決定を行うにあたって信用できる数字なのか判断しづらい状態でした。 

また、当時利用していた現地会計事務所は、法人税申告を中心に対応しており日々の記帳内容や財務諸表の中身まで継続的に確認する体制ではありませんでした。そのため、リボン食品社としては、法人税申告対応にとどまらず月次の会計データの正確性や会計処理の妥当性まで踏み込んで確認してくれる外部専門家のサポートが必要だと感じていました。 

さらにリボン食品社より現地へ派遣していた駐在員は経理専任ではなく、店舗・工場運営を含め幅広い業務を見ていました。その中で、米国の経理実務、税務対応、現地社員とのやり取りまで対応する必要があり、社内だけで管理するには限界がありました。 

日本本社としても、Fat Witch社の数字を適切に把握する必要があったのですね。

はい。日本本社としては、新たにグループ会社となったFat Witchの業績や財政状態を正確に把握する必要がありましたが、元となる記帳データの処理方法に不明点や認識のずれがあると、報告されてくる財務諸表の内容にも不安が残ります。そのため、日々の会計処理の段階から、財務数値の信頼性を高めていく必要があると感じていました。

リボン食品株式会社 代表取締役社長 筏 由加子 様、Fat Witch Bakery, Inc. Chief Operations Officer 岡本 菜穂 様

Univisを選んだ理由

数ある会計事務所の中で、Univisを選ばれた理由を教えてください。

筏様

きっかけは、事業承継時にお世話になったニューヨーク州の弁護士事務所からの紹介でした。 

事業承継に関わっていた現地の専門家からの紹介だったため、米国でのネットワークや日系企業対応への理解があるのではないかと感じました。実際に問い合わせをした際もすぐに返信があり、初回の打ち合わせでもこちらの状況を丁寧に聞いたうえで、必要な対応を整理してもらえたため、安心して相談できる印象を持ちました。 

また、米国の大手会計ファームと比べ、コスト面でも現実的な提案をしてもらえた点も決め手になりました。 

日本語で相談できる点も重要でしたか?

筏様

非常に重要でした。当時は日本の経理部門及び現地駐在員が現地社員と英語でコミュニケーションを行っていましたが、日本と米国の間の会計面での慣習の違いに加え専門的な内容を英語でやり取りするのは負担をかけていたように思います 

その点、Univisでは同じ担当者が、日本本社および駐在員とは日本語で、現地社員とは英語で直接コミュニケーションを取ってくれました。 

日米双方の状況を理解したうえで、同じ担当者が一貫して対応してくれたため、認識のずれが生じにくく、非常に助かりました。リボン食品社とFat Witch社の間に立って、実務的に分かりやすく整理してもらえる点は、大きな安心材料でした。

ご支援内容

具体的には、どのようなサポートを受けていますか?

筏様

まず、毎月の記帳レビューをお願いしました。
Univisには、現地社員が入力した会計データのレビューに加え、発生主義に基づく会計処理を行うための整理をサポートしてもらいました。具体的には、勘定科目の分類、収益・費用の計上タイミング、売掛金・買掛金の計上・消込処理など、月次決算の中で重要となる部分を確認してもらいました。 

また、それまではQuickBooks Desktopを使用していましたが、リボン食品社およびUnivisでもタイムリーにデータを確認できるよう、クラウド版のQuickBooks Onlineへ移行しています。その際、現地社員が行ったデータ移行が正確にできているかについても、Univisに細かくチェックしてもらいました。 

さらに、レビューの過程で、Sales Taxの申告方法を見直す必要があることにも気付いていただきました。自社だけでは判断が難しい部分でしたので、今後の申告方法や必要な対応についてアドバイスを受けられたことは非常に助かっています 

その結果、月次財務数値の内容を把握しやすくなりリボン食品社としても安心して数字を確認できるようになりました。

Fat Witch Bakery, Inc. Chief Operations Officer 岡本 菜穂 様、Food Engineer/Production Manager Erna Apró 様、Univis America LLC Accounting Consultant テイラー 真由、Managing Director 吉野 真貴

現在は記帳業務を日本側へ移管されたと伺っています。

岡本

はい。現在は、記帳業務自体は親会社である日本側で行っています。ただし、アメリカでビジネスを行うには、日本側だけでは判断しづらい会計・税務上の論点が引き続き発生します。 

そのため、日々の処理で迷った際や、税務当局から通知が届いた際などには、必要に応じてUnivisに相談しています。記帳業務を移管した後も、実務上の判断を確認できる専門家がいることは非常に心強いです。 

確定申告業務についても支援を受けられていますね。

岡本

はい。法人税申告についてもサポートしてもらっています。月次の記帳レビューを通じて会計データの内容を把握してもらっているため、申告業務にもスムーズにつながっています。 

また、Form 1099申告など、米国特有の対応についても相談できるため、年間を通じて会計・税務の流れを一貫して見てもらえている安心感があります。

支援による成果

Univisとの協業を通じて、どのような変化がありましたか?

筏様

まず、Fat Witch社の財務数値に対する不安が大きく減りました。 

以前は現地で作成された会計データについて、処理方法や勘定科目の使い方を確認する必要があり、日本の経理部門でも内容確認に時間がかかっていたようです。Univisに毎月レビューしてもらうことで、確認が必要な論点を早い段階で把握し、月次の中で必要な整理を行えるようになりました。今では月次財務数値に対する納得感が高まり、親会社としてもFat Witchの状況をより把握しやすくなりました。 

また、QuickBooks Onlineへの移行後は、日本とアメリカとUnivisが同じデータをタイムリーに確認できるようになり、確認や整理のスピードも上がりました。以前のように、現地で作成された数字を後から追いかけて確認するのではなく、月次の段階で確認すべき点を把握し、必要な対応を進められるようになった点は大きな変化です。 

日本本社側の負担にも変化はありましたか?

筏様

大きく軽減されたと思います。 以前は、Fat Witch社から上がってくる数字を見ても、「この数字は正しいのだろうか」といった不安がありました。今は、Univisが専門家の立場から確認してくれているため、日本本社側でも安心して内容を確認できます。 

また、アメリカの会計・税務で判断に迷った際にはすぐに相談できる体制を整えています。その分、本社側も本来注力すべき管理業務や事業運営に時間を使えるようになっています。

Fat Witch Bakery, 9 Baby All Star

Univisの強みと今後の期待

改めて、Univisの強みはどこにあると感じていますか?

岡本様

専門性の高さと、実務への落とし込みのバランスだと思います。 

米国側で発生する会計・税務上の論点について、単なるルールの説明や言語面のサポートにとどまらず、「今回のケースではどう処理すべきか」という視点で整理してくれるため、社内でも判断しやすいです 

レスポンスが早いことも大きな強みです。月次決算中の確認事項や、税務当局からの通知など、早めに対応したい場面でもスピーディーに回答してもらえるため、実務上とても頼りになります。 

大手会計ファーム出身者を含む専門家に相談できる安心感がありながら、日々の細かな実務論点にも柔軟に対応してもらえる点は、Univisならではだと感じています。

 

今後、Univisに期待することはありますか? 

筏様

今後も、Fat Witch社の運営に伴って、新しい会計・税務上の論点が出てくると思います。その際にも、引き続き実務目線でサポートしてもらいたいです。
記帳や法人税申告だけでなく、日々のちょっとした疑問を相談できるパートナーとして、今後も継続的に支援いただけることを期待しています。 

Univis Americaは、米国子会社の記帳レビュー、法人税申告、Sales Taxや税務当局対応を含む日々の会計・税務相談まで、日系企業の米国事業運営を幅広くサポートしています。
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