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DNP Imagingcomm America Corporation 様

CASE

北米事業の成長とガバナンス強化を両立。日本語で気軽に相談できる信頼の会計パートナー

クライアント DNP Imagingcomm America Corporation 様
業界 製造(印刷メディア)
地域 ノースカロライナ州
従業員規模 1,000名

支援内容

  • 親会社向けレポーティング業務の効率化
  • 外部監査・内部監査対応
  • 会計論点の整理とAccounting Memoの作成
  • 財務管理体制・内部統制の改善支援
DNP Imagingcomm America Corporation(以下、DNP IAM)は、日本の大手印刷会社である大日本印刷(DNP)の米国子会社で、ノースカロライナ州に本社を構えています。写真プリンター向けの昇華型熱転写記録材、バーコードプリンター用熱転写インクリボンなどの製造・販売を通じて、北米で確固たる地位を築いています。近年では、積極的なM&Aにより事業を拡大し、セルフサービス型の写真撮影ブースの製造・運営や、テーマパークでのライドフォトや記念撮影サービスを展開し、BtoC領域への進出・強化にも注力しています。

そうした北米市場での事業拡大が進む中で、親会社への報告業務の複雑化や外部監査対応の負荷が増し、現地拠点としての経理体制の強化が急務となっていました。こうした中、DNP IAMはUnivis Americaを会計アドバイザリーとして選定し、経理・財務部門の変革を図りました。

今回は、Vice President of Finance and Administrationを務める新村 裕貴 様に、Univisとの協業の背景と成果について伺いました。

目次

  1. 経理現場が直面していた課題
  2. Univis Americaを選んだ理由
  3. 提供した支援内容
  4. 支援を通じて得られた成果
  5. Univis Americaの今後の期待

経理現場が直面していた課題

Univisに依頼する前、どのような課題があったのでしょうか?

新村様

当時は、外部監査対応に多くの時間と労力を要しており、特に締めの時期には親会社向けのレポーティングと重なることで、経理チームの負荷が高まり経理部門全体が疲弊する場面もよくありました。監査を通じて改善の機会を得る一方で、限られたリソースの中で効率的に対応するための体制づくりが課題となっていました。

内部監査からは財務管理体制のさらなる強化に向けた期待がありましたが、当時は優先順位の整理や対応方針の明確化に時間を要していました。現地では専門性の高い会計人材の確保が容易ではなく、複雑な論点に対しては、より的確な判断を下すための支援が必要だと感じていました。

DNP IAM Vice President of Finance and Administration 新村 裕貴 様

Univis Americaを選んだ理由

数ある会計アドバイザーの中で、Univisを選ばれた理由を教えてください。

新村様

Univisの代表である小林さんが、以前当社の監査を担当されていた時期があり、その時から非常に信頼を置いていました。当社のビジネスや内部事情を深く理解してくれている安心感がありました。

さらに、Big 4水準の専門知識を備えたスタッフが在籍しつつも、フレキシブルに対応してくれる点が魅力でした。大手ファームに依頼すれば高品質なサービスが受けられる一方で、コストや対応スピードには課題があります。Univisはその両立ができる稀有な存在だと感じました。

何より、日本語で気軽に相談できること。駐在員としては、日本の会計基準や親会社のニーズを意識しながら業務を進める必要があります。その中で、日米のルールを理解し、日本語で直接話ができるパートナーがいることは、大きな安心材料でした。

 

提供した支援内容

具体的にどのような支援を受けていますか?

新村様

収益認識、リース会計、減損テストなど、高度な会計論点について専門的なアドバイスを受けています。特に米国会計基準の適用にあたっては、内部だけでの判断が難しい場面もあり、Univisの経験と知見に助けられました。

外部監査の準備支援も非常に助かっています。Univisが監査人の質問内容を事前に予測して整理し、必要な資料やAccounting Memoを事前に準備することで、監査の進行が非常にスムーズになりました。

また、半期・年次の外部監査向け・親会社向けレポーティング業務についても、データの集計方法やフォーマットを現場と一緒に改善してもらうことで、締め作業の精度とスピードが大幅に向上しました。

左からDNP IAM 新村 裕貴 様、Univis America LLC 代表 小林 賢介

支援を通じて得られた成果

Univisとの協業を経て、どのような成果がありましたか?

新村様

まず、外部監査での指摘事項が大幅に減りました。以前は「また何か言われるのではないか」と不安になる場面も多かったのですが、今では必要な準備が事前に整っており、落ち着いて対応できるようになりました。

また、親会社向けレポートの提出もスケジュール通りに進むようになり、経理チーム全体の負荷も軽減されました。これにより、他の重要業務に時間を割く余裕が生まれ、経営判断を支える財務データの提供にも注力できるようになっています。

Univis Americaの今後の期待

Univisの強みはどこにあると感じていますか?

新村様

やはり、専門性と柔軟性のバランスです。米国の実務に精通しながらも、日本の企業文化やニーズを理解してくれている点は、非常に心強いです。形式的なサービス提供にとどまらず、常に「現場の視点」で一緒に考えてくれる点がありがたいですね。

今後、Univisに期待することはありますか?

新村様

北米拠点での事業拡大が進む中で、新たな会計論点や内部統制上の課題も出てくると思います。その際も、今までと同じように、実務と制度両面で寄り添った支援をお願いしたいです。

DNP IAM 工場全景

Univis Americaは、現地経理の支援だけでなく、企業の成長ステージに応じたガバナンス強化までを一貫してサポートしています。日系企業の北米展開に伴走する“会計の戦略パートナー”として、ぜひお気軽にご相談ください。

Univis Americaは、
米国企業のM&Aから決算対応まで
ワンストップでサポートしています。
お客様の立場に立って、
共に並走するパートナーでありたいと
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